デジタル時代に本が必要なワケ

デジタルが旺盛を極めているといえる現代においても、紙製の本は必要とされています。
何かがデジタル化される時、アナログの質感をデジタルで再現しようと言う動きが見られることがよくあります。
例えば、デジタル一眼レフカメラでも、昔のフィルムカメラのようなデザインを持つ機種が増えており、特にハイアマチュアのユーザー層にはタッチパネルでの操作よりも直感的な操作が出来る物理的な操作スイッチ類を求める向きがあるようです。
電子書籍でもこうした傾向はみられます。
電子ペーパーという技術を採用した電子書籍リーダーがありますが、アナログ的使用感をデジタルに求める傾向がよく現れていると思います。
いつかはタッチパネルを触った時の感触が紙に近い、といったものも登場するのではないでしょうか。
紙で製本された書籍はデジタルでは再現し難い、手触りや匂いといった味わいがあります。
また、豪華なハードカバーの本は所有感があり、コレクションする楽しみがあるといえるでしょう。
自伝や写真集等、自費出版をしたい人にとっても紙媒体の存在は欠かせません。
実際に手に取って初めて、形になった事を実感出来ますし、達成感が味わえます。
こうした事から、今後も紙製の本が社会から消える事は無いと言えます。
製本の技術も未来に受け継がれるべき遺産だと言えるでしょう。

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